「福島町」菊

前々回の広島滞在の時に駅西の鉄板焼き立呑みのお店で教えてもらった菊でステーキを食べようとやってきた。

イチオシはステーキ、予定していた打ち合わせも好調のうちに終わったので、ちょっと奮発してステーキを食べようと思った。雨は上がって青空になった。雲は多いけれど、抜けるような青だった。

広島の菊でステーキ

人気のお店、少し早めの時間だったからかカウンターに席を見つけることができた。予約席の札が置かれている席もチラホラあって、落ち着いて店内を見回したら、ほぼ満席だった。

ステーキのセットをお願いした。単品でもいいかなと思ったけれど、目の前にサイフォンのコーヒーを淹れている様子も見られるし、スープ、ごはん、飲み物がついてくるセットをお願いする。

サラダも欲しかったなと思っていたら、メニューには書いていなかったけれどついていた。(後で確認したら、ステーキにミニサラダがついていた。)

ステーキがやってくる。菊ステーキのシングル。和風ソースでひたひたになっている。

一番小さなサイズのシングルだけど、結構なボリューム。ニンニクチップ、レモンの上にバターが乗せられている。クレソンの緑が鮮やかに見える。添え物はニンジンとじゃがいも、ニンジンは常温だったけれど、ポテトは熱かった。

ステーキの周囲がカリッとしていて、中心部が柔らかく溶けていく。焼き加減はミディアムでお願いしていて、後からステーキを注文する人のオーダーを聞いていたら、ミディアムレアという指定もあった。レアとミディアムで迷っていたけれど、そんな注文もできるのね。まぁ、ステーキ店なら当たり前か。でも、ミディアムも同じくらいの数を指定されていた。

直火で焼いているのかな、表面の焼き目のおいしさ。そしてミディアムの中央部の焼き方、ちょうどいい。肉の甘みがある。

ごはんは、柔らかめの炊き上げだった。

バターを溶かすと風味が立つ。味変によいでしょう。そして、レモンがいい。ステーキをカットして、レモンに押しつけて食べる。和風ソースは、なかなかに強めな味付けだけど、肉の旨味は負けていなかった。

食後のコーヒー、このお店に来る前に打ち合わせでコーヒーを飲んでいたから別の飲み物にしようと思っていた。けれどもステーキとコーヒーの店と書いてあったことを思い出し、ホットコーヒーにする。

香ばしいコーヒー、サイフォンのコーヒーを初めて飲むわけではないけれど、かなりスモーキーな感じ。

クリームが添えられていたので、クリームを入れて、砂糖を少し。焼いたような香ばしさがあったので、ミルクコーヒーが、とりわけ相性がよかった。


お店:
住所:広島県広島市西区福島町2-19-9