「鶴舞」 喫茶クロカワ

名駅に到着、アーティストと打ち合わせと作品の発送をする。その後はお互いに用事が無いため、共通で知っているアーティストの展覧会に出向いた。いろいろと感想もあるし、今後の話もある。歩きながら見つけた喫茶クロカワでお茶をしながら話をすることになった。

ぽつんと現れた瀟洒で落ち着いたファサード、前面の大きなガラスが入り口かと思ったら、左手側の中に入ったところが入り口だった。

喫茶クロカワ

基本はコーヒーのお店、コーヒー豆の説明がメニューとは別に用意されていて、選んだ豆によって価格が変わる仕組みになっている。

コーヒーを選び、おやつの時間でもあり、クレームブリュレをお願いした。

味わい深いコーヒー、しっかりとした満足感がある。ちょうどよい濃さということもあるかと思うが、酸味と苦味とが、どちらも控えめながらも、しっかりとコーヒーを飲んでいるという満足感がある。それでいて後口が、とても綺麗だった。

クレームブリュレは、しっかり目。スプーンでほじって食べるような具合。カラメリゼされた表面はパリパリしていて、中の方は濃厚なムースのようだった。冷たさがあり、アイスのような表情も見せる。

ゆっくり落ち着いた時間、空間もいいし、コーヒーもおやつもよかった。どことなく緊張感のある店内だと思ったものの、帰りがけ、店主の趣味と思われる本棚で話をしたら、少し打ち解けたようでうれしかった。


お店:喫茶クロカワ

住所:愛知県名古屋市中区千代田5-8-27