「本町」大阪餃子 しな野
ホテルに到着し、同僚と合流した。お昼の時間から資料作成をするものと思っていたが、どうやら別件が入ってたみたい。それなら夕方から大阪に入ればよかったな、なんて思ったけれど、同僚の用事が片付く夕方までの時間で、大分資料ができたから、むしろ良かったのかもしれない。
彼は土曜日も大阪に滞在していた。ホテルの周りを散歩して見つけた行きたい店があったという。ロビーで資料の確認と最終調整を終えて、夕食に出かけていく。
道に迷った。
本町のあたりは碁盤のように道が整備されていて、同じような見た目の道が連なる。一本間違えると、似ているけど、全然違う場所に出てしまうことになる。結局のところ、お店はWホテルの裏手にあった。
大阪餃子しな野に寄りたかったみたい。
カウンターに腰掛けて、生ビールを注文しつつ、鉄鍋餃子をお願いした。
博多の一口餃子のようだな、と思った。
小ぶりでクリスプであり、味が付いているという事だったけれど、もう少し強めにしてもいいかもしれない。もしくは、タレによる追加またはアレンジの幅があるといいのでしょう。
よだれ鶏を見つけたので注文、ほとんどの小皿メニューが、アンダーワンコインという良心的な価格。
そこまで辛さ、痺れは無かった。タレを絡めたキャベツがうまい。
豚の角煮がうまかった。品書きには、パイカと書かれていた。
じっくり、とろとろに煮込んだのでしょう。
唐揚げが、大振りで秀逸。
ボコボコなった衣が、カリカリで、唐揚げというよりもフライドチキンな感じ。今にして思えば、台湾の屋台で食べる唐揚げと同じ味だったな。
同僚はインド出身、リモートワークで海外のプロジェクトが長かったためか、流ちょうな日本語が、いささか影を潜めていた。大阪暮らしが長かったのだけど、最近は東京を拠点にしている。久しぶりに大阪に来たと話をしていた。
僕は資料ができたので、ほっとしていた。先週の大阪出張では、ホテルで半ば徹夜しながら資料作りをしていたために、安心感はひとしおだったのかもしれない。
久しぶりに着ているシャツにも慣れてきた。
お店:大阪餃子 しな野
住所:大阪府大阪市中央区南船場4丁目8−1
※このお店は閉店したようです