「梅小路京都西」 河岸ホテル

卒業式の京都の滞在、ホテルは中央市場近くにある河岸ホテルに取っていた。京都のアートホテル、アーティストが滞在しながら制作を行う施設をアーチスト・イン・レジデンスと呼ぶ。アーティスト・イン・レジデンスも併設されているアート・ホテル。芸大の卒業式だし、一度は滞在してみたいと思っていた。

河岸ホテル 京都のアートホテル

一階のカフェスペースは、今の時期は開催するのは難しいけれど、立食100人くらいの規模でイベントを開催することができるという。リモートの時代、ここでARに関連するプロジェクトが計画されているらしい。

残念ながら展示が無い時期だったけれど、地下のギャラリースペース。元々は野菜の保管庫だったということ。

荷物を預けておいた。チェックイン時間は16時からだったから、午後からの卒業式に出席し、そのまま謝恩会で食事をしていた。

ホテルに到着したのは21時過ぎ。京都の中央市場のハズレというか、市場と住宅地の交わるあたりにあるホテル。どうせ寝るだけだと思って、ホステルを予約していたけれど、空いているということで、ホテルの部屋にアップグレードしてもらった。ホステルは、トイレ、シャワーが共同で、ベッドだけがある部屋だったと思う。

チェックインの案内をしてくれたのは、レジデンスに滞在するアーティスト、なんと、同じ大学だった。そして今月卒業と、卒業年度も一緒だった。京都のアートホテル、周辺に美大・芸大がある。

元々は八百屋の問屋のビルだった。ギャラリースペースは野菜を保管しておく倉庫だったらしい。そして、2階から上は社員寮だった。エレベーターのフロア案内にあるように、レジデンススペースとホステル、ホテルとフロア別に用途分けされている。

部屋は面白い作り。

三角形に切り込まれた土間と左手が寝室エリア、右側がリビングエリア。土間以外は土足はやめてねということ。

掛け布団の上に用意されている毛布を見て、夜は冷えるのだろうと想像する。

こじんまりとしたキッチンエリア。

一つ下の階、ホステルエリアには共同キッチンもあって、調理をすることもできる。

コーヒーが淹れられるだけで満足だ。

部屋の外にあったパジャマと栓抜きとパズルとプロジェクター。部屋にはテレビは設置されておらず、ネットはつながるものの、なんとなくテレビをつけるということができない。久しぶりに、テレビを見ない貴重な時間を得られたように思う。

まぁ、パジャマもプロジェクターも使わなかったけど。

栓抜きは使ってみたかった。

このホテルもシャワーブースだった。

どうも下の階のホステルエリアには、バスタブも用意されているみたい。ホテル利用中でも使用できるということで見に行ってみたけれど、使用中だったので、どんなかは確認していない。

リビングルームに石油ファンヒーターが用意されていた。これをつけるとすぐに温かい。

ファンヒーターすごいな。

流石に寝る時は消して、エアコンに切り替えた。

我が家の姉妹は、石油ファンヒーターやストーブを使うときには換気をしっかりすること、そうしたことを教えるべきだろうと思った。

京都のアートホテル。滞在そのものがアートだな、なんて思った。


お店:河岸ホテル
住所:京都府京都市下京区朱雀宝蔵町99