「静岡」海ぼうず

打ち合わせの時間が読めなかったので遅い時間の新幹線を予約しておいた。時間があるので、静岡でシゾーカおでんを食べて行こうと思う。

本店の入り口をくぐったら、2号店に案内された。店内は繋がっているみたい。

本店の店頭にはショーウィンドウのような窓があり、そこに大きな鍋があった。この大鍋は、シゾーカおでんのお店ということを表明していると思う。

タブレットから注文する。飲み物は静岡茶とビールのオリジナルドリンクにしてみた。お茶の苦みとビールの苦み。ビールの具合からか、お茶の甘みが感じられた。さわやかなビール。

お通しは小鉢を選ぶことができる。説明は求めればしてくれると思われるが、見た目で大根の煮物を選んだ。昆布の旨味がある。

日替わりのおつまみのセット、さわら、枝豆とトウモロコシの天ぷら。トウモロコシの天ぷらを単品でお願いしようとしていたから、このセットはありがたい。

そして、選べる刺身の小鉢を二皿分お願いする。サクラエビとカツオ。サクラエビがよかった。殻の食感と身の甘さ、わさびが効いていて、それが甘さを呼び起こす具合。いろいろ選べたけれど、マグロはランチで単能したし、サクラエビはNOZOMIで後ろ髪を引かれたので、夜に出会えてよかった。

おでんがやってきた。コンロで温めながら食べることができる。

おでんオマカセの10点盛り、一緒に頼んだ半熟卵ものっていて、11点のおでんが盛り込まれている。

半熟たまごは、5時間煮込んでいるという。玉子が被ったので、不要だったかなと思ったものの、5時間煮込んでも半熟とはどういうことだろうか、と気になった。

割ってみると、たしかに半熟卵だ。

黄身が流れ出すわけではないが、柔らかく、黄身の豊かな風味を感じられる。黄身の周りの白身も少し柔らかかった。恐らく黄身が固まらない温度で、じっくりとおでん出汁で煮込んだものと思われる。串にささった玉子は黄身が固まっていた。

こんにゃくは、三角、丸、四角の三つ揃え。

だし粉をふりかけ、出汁とともに堪能する。コンロの中の燃料はそれほど強い火力ではないが、時間が経つごとに出汁は煮詰まり、味わいの変化があった。

おでんをもう少し食べたい。白滝と厚揚げを追加する。

厚揚げは自家製かな、衣がスポンジ状になっていて出汁をたくわえていた。そして煮込んでいるが、カリカリとした食感が印象的だった。

お店：海ぼうず2号店
住所：静岡県静岡市駿河区南町6-11