「名古屋伏見」大甚本店
名古屋は伏見の名物酒場、大甚本店に寄ってみた。混雑していたけれど一人なのですぐに席を見つけることができた。座りがてら、熱燗を注文してつまみを見にいこうと両隣の客席に干渉しないように慎重に立ちあがろうとしたら、熱燗が到着した。相変わらず、早く到着する。
まずは一口と思ったものの、やはりつまみが欲しい。ちょっとの手間だしね。
筍とがんもどきの煮物、マグロの刺身。
鰻の山椒煮、この器、初めて見ると思う。
鰻の山椒煮は、少し贅沢をしちゃったかな。鰻があるので、いつも食べる穴子は控えておいた。しっかりとした食感だけど、表面はプリプリとした具合だった。弾力のある身、厚みもあるし、満足感がある。山椒の香りは、それほどでもなかった。
マグロの刺身は赤身と中トロかな、どちらもしっかりした身肉で、脂の具合がさっぱりとしていた。
筍の食感がいいね。フキと絹さやが添えらえているのもポイントが高い。
湯豆腐をお願いしていた。ポン酢は後からやってきた。
ニラが入っているのが珍しいな。えのき、昆布、ネギと野菜も入っている。ややしっかり目の絹ごし豆腐は、弾力があるものの、口の中で溶けていく。ポン酢に甘みがあるな。出汁の旨みかもしれない。ほんのりとした出汁の甘みが、この日はとても心地よかった。
名古屋は伏見の名物酒場、お会計はソロバンで教えてくれる。お会計に必要だから皿や瓶は下げられない。飲んだ量を可視化できるので、深酒しないで済むのかな。
お店:大甚本店
住所:愛知県名古屋市中区栄1-5-6