「堺筋本町」 スパイス料理ナッラマナム

本町から淀屋橋あたりの大阪のレストランは初見殺しが多いように思う。前の晩は味噌ラーメンを食べたけれど、その前に立ち寄ったお店は入り口が分からなかった。カレーを食べようと思って出かけたナッラマナムもどこから入ればいいのか、と戸惑うお店だった。看板は大きく掲示されているのだけどね。本町でスパイスカレーを食べる。

 スパイス料理ナッラマナム  本町でスパイスカレー

黒い扉を開いたら、カウンターはほぼ満席、けれども一席だけあいていた。

ご主人の手が空いたタイミングで丁寧なメニューの説明がある。前知識無しだったので、こうした丁寧な説明はありがたいし、助かる。

この日のカレーは、お刺身でもいける鰤をさっと火を通したカレー、ハガツオのカレー、キーマとビーフの4種類だった。カレーは2種盛りから4種盛りまであって、ほとんどの人が4種盛りを注文していた。ご主人も4種盛りが推奨みたい。

仕込みだろうか、たっぷりの玉ねぎがフライパンで火にかけられている。その間にある小さな鍋でカレーが用意される。

手際のよい作業で、カレーが準備され、一緒に注文した人の前に用意された。ミールスあるいはダルバートのような具合に大きな銀の皿に小さなカップでカレーが添えられる。

ヨーグルトから時計周りに説明された。大根のスープ、鰤のカレー、ハガツオのカレー、青菜、ダル、キーマカレー、ビーフカレー。中央のごはんに、複数のカレーやおかずを混ぜながら食べるようにと説明された。やっぱり丁寧だな。

スパイスの様々な表情がある。辛さは控えめだけど、スパイスの刺激によって汗がでる。

鰤が秀逸、火の入り方が鰤しゃぶのときよりも控えめな感じ。スパイスによって引き締められるのだろうか。鰤の旨味が閉じ込められているような。

キーマとビーフのコクもいいけれど、ハガツオも負けていない。複数のカレーとダルも混ぜてごはんを食べる。水菜のしゃっきり感とドレッシングがアクセントにいいな。

結構な量だけどごはんをお替りする人もあった。


お店:スパイス料理ナッラマナム
住所:大阪府大阪市中央区瓦町1-4-6 市岡興産ビル 1F