「大手町」港屋2

愛宕の港屋が閉店したというニュースを見たのは、ネットニュースだっただろうか。インスパイア系の店も増えてきたけれど、閉店するなら、もう一度くらい行きたいと思っていた。久しぶりに大手町のオフィスに出社して、街の様子が様変わりしていたので、レストランのリサーチをもう一度やらないといけないと考えていた。そんな中で見つけた港屋2というお店、あれ?っと思ったら、いくつか後継の港屋ができているみたい。

早速と思って出かけてみたら、お店が分かりづらい。黒塗りのガラスの壁、同じような調子で自動扉があり、入り口が一見すると分からない。店名のプレートも控えめに提示されていたし、隠れているような感じだった。いたずら心からだろうと思った。

さて、営業しているかどうか一見すると分かりづらいけれど、自動扉の前に立って開いたら営業している。恐らく食券機が露出しているかどうかも、営業の目印かもしれない。けれども、一度通りがかった時に長い長い行列があったから、お昼の中心時間だったら分かりやすいかも。

メニューは肉そばひとつのみ、両替はできるけれども千円札を用意しておきたい。

港屋 肉そば

懐かしのビジュアル、そばの上にたっぷりの肉とネギ、ゴマ、海苔。タマゴはあらかじめひとつ添えられている。セルフサービスで広い長方形のカウンターに運び、好きなようにそばを食べる。

一口目、ラー油の刺激があり、むせないように注意が必要。

パキパキのそばの食感、つゆをよく絡ませ、海苔とゴマはそばにくっついてくるに任せる。この肉そばを構成する素材の香りが代わる代わるやってきて、とても楽しい。

タマゴを投入し、そばと絡めながら食べる。ラー油がマイルドになる。

食べ終わった後は、蕎麦湯を堪能した。蕎麦猪口が用意されているので、配膳の際にもらっておくこともできる。


お店:港屋2
住所:東京都千代田区大手町1丁目9