「蓼科」yKUNIEDA
知人が気に入っている蓼科のパン屋、yKUNIEDA。人気のお店で店頭商品は午前中で売り切れることもあるという。チェックしたら予約も可能みたいだったが、二日前に予約が必要ということだった。ならば、開店時間を目指して出かけてみようと思った。

駐車場の空きはあったが、すぐさま満杯になった。幸いにしてすぐに店内に入れたが、ほどなくして店外に行列ができる。曜日などにもよると思うけれど、午前中で売り切れるというのも納得する。
ショーケースの中に並んだパン、どれもよさそうで目移りする。パンとケーキを買い求めた。
とうもろこしのフォカッチャ

とても甘いとうもろこし、素材の実力を最大限に引き出している。パンの柔らかさが絶妙で、とうもろこしの実がほぐれるのと同じくらいの感覚で生地がほぐれていく。
クロワッサン。看板商品のひとつ。

カリッと軽い食感に、バターの風味。幾層にも重ねられた生地の食感、周囲のカリカリとした具合もいい。
ソーセージのパン。

ザワークラウトも一緒に入っている。このパンは、リベイクするといいと思う。ソーセージのしっかり具合と生地のしっかり具合。ザワークラウトの酸味は、焼いても残るのね。
ケーキもしっかりとしている。

ココナッツとホワイトチョコレートのケーキ、ココナッツのざっくり感がありつつも、いやな感じがない。ココナッツのきしむような食感が苦手だったが、これはココナッツのよい部分だけを抽出しているようだった。
杏のケーキ

二層目にある杏のジュレの層が絶品。甘酸っぱさが、後を引くし、生地の香ばしさがあり、全体としてバランスがいい。
タルト

こちらも酸味があるケーキ、タルト生地はしっかりとしているが、フォークで簡単にくだける。しっかり食感のタルトの香りの高さ。
モンブラン

栗の風味が高い。中身のクリームもコクがあり、濃厚ながらも中にあるブリュレが味わいをリセットする。土台のタルトも香ばしさがある。
クロワッサンに並ぶ、もうひとつのスペシャリテ栗のパイもさすがだった。
お店:yKUNIEDA
住所:長野県茅野市北山4035-62