「ベネチア」Bar da Gino
ベネチア二日目はピエール・ユイグの展覧会をメインに考えていた。オープン時間の予約だけども少し早い時間に移動しはじめた。時間調整で寄ったバル、朝食、お菓子、パンなどもある。
昔はベニスと呼んでいた気がする。いつからベネチアと呼ぶのが一般的になったのだろう。確かにベニスは英語読みだし、現地ではベネチア(ヴェネッツァという風に聞こえた)だから、イタリア語の音の方がいいのかもしれない。
バルに入った。時間調整もあるし、トイレに行きたかった。ベネチアには公営トイレもあるけれど営業時間が限られているて有料である。エスプレッソ一杯飲んでトイレを借りるというのがお得だと、昔参加したツアーの添乗員に教えてもらった。
バルの立ち席は常連客らしき人が多いし、一人だと中々ハードル高い。カウンターが一杯だと後から来た人が注文用のスペースを確保するためにイタリア語で会話する。そんなことを察したのか、「テーブル使う?」と確認してくれた。ベネチアのバルやカジュアルなレストラン(リストランテが高級店だが、あまり厳密には運用されていないと思う。)の場合、席に座ってサービス係が気が付くのを待つというスタイルみたい。
テーブルに座って待っていると、テーブル係がオーダーを確認しに来てくれた。カプチーノとクロワッサンが魅力的だったけれど、ホットチョコレートとホイップクリームが気になった。
ホットチョコレートとホイップクリームのセット、中央にあるのはパフのお菓子、マカダミアナッツのセットもあった。これが無いセットもあって50セント安い。
ホットチョコレートはスパイシーな風味がいい。チョコレートの風味とスパイシーさとがレイヤーになっており、甘さはほとんどない。ふわふわのホイップクリームは少しだけ甘みを入れているのかな。ホットチョコレートに投入してもいいし、代わる代わるに口に運んでもいい。
ベネチアグラスに入った真ん中のパフみたいなお菓子、メニューになんて書いてあったかな。これが甘味の調整役になる。ホイップクリームに混ぜて食べると、面白い食感になった。
小雨交じりだけどテラス席を利用している人もある。イタリアに限らず、欧州の人はアウトドアで食べるのが好きみたい。
時間調整でバル。トイレも借りられたし、美術館のオープンの時間も近づいてきた。お店も混んできたこともあり会計をする。チップの文化はなく、サービス料はメニューに含まれている。
お店:Bar da Gino
住所:Dorsoduro, 853/A, 30123 Venice Italy