「宮島」焼きがきのはやし
広島県は広い。車を運転していると、とても実感する。福山から広島市まで100kmという看板を見かけたときは、新宿から甲府までと同じくらいの距離があるのだな、と思った。広島の一日目の用事は福山と尾道だったが、二日目には予定を入れておらず、長女のリクエストで宮島に出かけることにした。宮島で焼きがきを食べるつもり。
タブレット注文だが、焼きがきだけは店員を呼んで注文する必要がある。時間もかかるし、最初に注文を済ませて、後から他の食べ物を選んでタブレット注文するのがよさそう。バラエティのある牡蠣料理に目が行くが、穴子も食べたい。穴子のおにぎりを注文してみた。

つやのある海苔にくるまれたおにぎり。中には煮穴子が入っている。ごはんはほかほかで、あなごの甘いタレが回っている。海苔でくるまれているためか穴子の風味がとじこめられている。パリ、しっとりとした具合の海苔の風味があり、穴子の個性が出てくる。
焼きがきがでてきた。20分かかると説明されていたが、思ったよりも短い時間だったかと思う。

三個が基本らしいけれど、大きさによるらしい。四個付けだった。二人前なので、八個ついている。

焼いた後に少し落ち着かせているのかな。熱はあるけれど、手で持てる具合。殻の中にスープが出ている個体と焼きあがっている個体とがある。それぞれに旨みと風味があり、同じ牡蠣とはいえ、随分と違うものだと思う。
味はついているため、何もつけないでいいと説明された。ちょうどよい具合で、牡蠣のそれぞれの個性を楽しめたと思う。お店を出る頃には、行列は更に長くなっていた。
お店:焼きがきのはやし
住所:広島県廿日市市宮島町505-1