山形駅に帰ってきた。新幹線まで時間がある。そばでも食べて行こう。山形駅から近い庄司屋の昼営業時間に間に合いそうだった。山形はそばも名物、ラーメンは何件か食べたけれども、そばは食べて無かったなと思う。山形駅近くのそばの名店、庄司屋でそばを手繰る。
入店時に、残りの営業時間について注意を受ける。新幹線の時間もあるし、ちょうどよいでしょう。
といちそばは、十割のそばに一割のつなぎ、それとさらしながある。さらしなは、有楽町更科から伝授されたという。二つのそばが楽しめる相盛り板がある。板とは、山形の板そばのこと。めでたい席で食べる振る舞いそば。
二色のそばがやってきた。
さらしなの白さと藪のそばの色、つゆはキレとコクがバランスしている。そばを引き立てるよう。
コシの強く歯ごたえのある藪、噛むことで香りが立つ。これでもか、とやってくるそばの風味。一方のさらしな、細さによる食感の楽しさがある。ややねっとりとする舌触りに唸る。どちらのそばもいい。交互にそばを手繰り、風味と食感との違いを楽しむ。
薬味はネギ、ワサビと大根おろしが用意されていた。そばを食べ終わり、さらりとしたそば湯で余韻を味わう。天ぷらつけようか迷っていたけれど、そばだけで十分なボリュームだった。でも、天ぷらも旨そうだな。。。
お店:そば処 庄司屋 本店
住所:山形県山形市幸町14-28