山梨の名物料理鶏もつ煮。その発祥の店は国母にある奥藤だと聞いたことがある。生まれも育ちも甲府のかみさんの祖母に聞いたことがあったけど「知らない」という。一部のファンの間で人気だったのだろうかと思っていた。農林水産省のホームページでも紹介されているから、メジャーになったのだろうと思う。

入り口に張り紙があった。人手不足で待たせることがあるという。随分と長文で断り書きが書いてあった。長すぎて読まないのではないだろうか、なんて思ったけれど、ゆったり食事をすればいいでしょう。

ほぼ満席の店内、お運びさんの人数はそれなりにあるように見えたけれども、食事が始まっているテーブルは数えるほど、まぁまぁ、ゆっくり待ちましょう。

鶏もつそばが一番最初に到着した。そばは、後から追ってくるという。

鶏もつ煮とサラダのような小鉢、たくあん、ごはんにみそ汁。これだけでも十分な定食になっている。しかも、ごはんはお替りできるという。

鶏もつ煮は、レバーと砂肝のミックス。甘めの味噌で味付けされている。砂肝の食感がよく、とろけるようなレバーの食感とコントラストがある。タレが絡まったレタスも、また味わいが変わっていい。

そばがやってきた。乱切りでコシのあるそば。つゆはあっさりとした具合。

長女は天ざる。ナスとエビが添えられていた。ざるそばのたっぷりの海苔が魅力的だったみたい。

二女はかけそば、柔らかいそばでおつゆは、出汁の旨味が感じられる優しい感じだった。

かみさんはざるそば、やはり海苔が大盛。

ざるそばともりそば(鶏もつにセットになったそば)は、ちょっと様子が違っていた。もりそばの方がコシが強い具合。つゆはざるそばの方が辛い。きりっとした具合の蕎麦だと思う。

隣のテーブルは、料理の到着が遅いと文句を言っていた。やはり、入り口の長い張り紙は読まないよね。。。待たされるとは思っていなかった客か、テーブルに座ったもののキャンセルと断って店を後にする組もあった。

人手不足というよりもオペレーション、リーダー的な人材が必要そうだな、と思った。


お店:奥藤竜王分店
住所:山梨県甲斐市下今井2964-1

Tom

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