SWISS 成田からチューリッヒ
ANAのサイトからヴェネツィアへの旅程を予約したらスターアライアンスメンバーのSWISSを提案された。日程的にちょうどよいのでSWISSを使うことにする。以前にも使ったことがあると思うけど覚えていない。SWISS 成田からチューリッヒまで、14時間のフライト。
スターアライアンスゴールドメンバーなので、ユナイテッドクラブで時間を過ごすことができた。アナウンスなどは特にないので、搭乗時刻はチェックしておきたい。
満席だった。オンラインチェックインした際には空席がいくつかあったけれど、旅行者は多いみたい。機内に入ってみたら日本のパスポートを持っている人も多かった。旅行や仕事、いろいろな旅があるのでしょうね。イタリア満喫ツアーも一緒だった。たしか15年くらい前にかみさんと一緒に参加したツアーだ。
水平飛行に入ったら、早速スナックが配られた。オリーブ味のクラッカー、水分が欲しいなと思ったので、飲み物が配られるまで置いておいた。
スイスの白ワイン、本当は赤ワインが良かったけれど、赤はイタリア産だった。スイスの赤ワインは国内でほとんど消費されてしまう。人気の赤ワイン、スイスの赤ワイン飲みたかったな。オリーブのスナックはワインと相性がよかった。ちょうどよい塩加減とさっくりとした軽さ、そこをワインで流し込むとちょうどいい。
しばらくしてメインの食事が用意される。11時前出発が30分遅延、お昼の時間としてはやや遅めの準備になった。
スターターがそば、メインが豚の生姜焼き。メニューに書かれた説明書きを見て、コース仕立てにすると、そんな風な書き方になるのだなと思った。
そばつゆが存外によかった。出汁の風味を感じさせるもので、冷たいそばをほぐしてくれる。豚の生姜焼きは熱々になっていた。豚肉はしっかりとした食感でほぐれていく感じ、生姜の風味はそこそこで、玉ねぎの甘味が目立った。生姜焼きのタレがごはんに回っているので、好みは分かれるだろうと思う。
パンにはバターとクリームチーズが添えられている。デザートはラズベリーケーキだった。
選べるもうひとつの機内食はマカロニグラタンだった。いろいろな具材が楽しめる豚の生姜焼きが正解だと思う。
アリューシャン列島を抜けて、アラスカをかすめるように北極に入る。ここまではネットも繋がっていたが、ここからネットが不通になった。北極圏は衛星インターネットが繋がらないらしい。
上空を通過するだけだけど、北極に居るのかと思うと感慨深い。
窓際の席ではなかったので、扉の窓から外を見る。気温はマイナス50度くらい。
席に戻ったら、アイスクリームが用意されていた。
恐らく別注品だと思う。バニラビーンズが入っているし、乳脂肪分が濃い。コクのあるアイスは柔らかく、くちどけもよかった。
昼間の時間に飛ぶフライト、寝てはいけない。到着してからぐっすり寝るためにも。読書をしていたら、北極圏を抜けたみたい。グリーンランドの隣を跳んでいる。
また、外を見るために扉の所に行く。
大きな氷床が見えた。外気温は北極よりも周辺の方が低いことがわかった。北極の周りに冷気を閉じ込めるような気流があると聞いたことがある。
夜食なのか、おやつなのか、サンドイッチが用意された。
チーズにハムかな、レタスも入っている。ただ具はパンの半分であり、このパンは口の中の水分を持っていくため、飲み物を入手してから食べるのがいいと思う。ハムとチーズは上質でよかった。
SWISSで成田からチューリッヒ、離陸してすぐに渡されたメニューには、サンドイッチもアイスクリームも記載はなかった。サプライズなのかな。
到着2時間くらいのところで食事が用意される。日本時間からすると夜だけど、チューリッヒからすると早めの晩御飯の時間になる。
一律メニュー、容易されるのはカレーだった。添えられているサラダは昆布だった。海藻の消化って日本人特有ではなかったっけ、そう思いつつも食感のいいサラダにしゃっきりする。南蛮漬けも入っていた。
カレーは熱々なのが嬉しい。それほどスパイシーでもなく、選択肢が無いから万人受けなのでしょうね。フルーツが爽やかな酸味で長く機内で過ごしていたから、ありがたかった。
着陸態勢に入る直前にチョコレートが配られた。なにかのビデオ(確か安全器具の紹介アニメ)でこのチョコレートを食べる少年を見ていたから、いつ出てくるのか、心待ちにしていた。
アニメでは、少年は一口で食べていたけれど、大きいよ。
スイスチョコレート、甘さがしっかりしたミルクチョコレート、チョコレートの風味も感じられる。
SWISS 成田からチューリッヒ。14時間は長かったけれど、読書ができたのがよかった。