「呉」森田食堂
広島滞在の最終日、呉に移動してきた。特に計画していたわけではなかったけれど他に予定が無かったために大和ミュージアムでも見てみようと思った。朝から移動してきて、駅の近くにある森田食堂で朝食を食べようと思った。呉の朝食食堂、昔ながらのスタイルに安定感がある。
おかずの冷蔵庫があり、そこから好きなものを選ぶ。麺類は注文してから作ってくれる。ごはんや汁物も注文によって用意される。
広島から汽車に揺られてやってくるときに見えた瀬戸内海、海の幸もいいなと思ったけれど、焼鮭に目がいった。そして卵焼きをもらう。
鮭は温めてくれた。湯呑とごはんとたくあんを用意してくれる。
厚みのある卵焼き、冷蔵庫に入っていたから冷たいけれど、ほかほかご飯と食べると不思議な温度感になる。卵焼きの旨味が、ごはんの温かみでじんわり広がるような感じ。
鮭を温めてくれたら、焼きたてのようなハフハフとした具合になった。身の厚みがあり、食べ応えがある。朝食のごはんのおかずとして、これ以上はない。
みそ汁をもらおうか迷っていたのだけど、中華そばをもらうことにした。澄んだ色のスープに丸い麺、もやし、メンマ、ネギ、薄い豚肉がトッピングされていて、丼の縁の赤が彩をそえている。
スープがいい。旨味が深く、十分に汁物として機能する。麺の食感が小気味よく、ネギや豚肉の風味が混ざって、いろいろな味わいになる。細いもやしのしゃっきり感が、麺の食感との変化を示してくれる。
少し食べすぎな感じかもしれないけれど、とても満足した。
お店:森田食堂
住所:広島県呉市中央1-9-3