「彫刻の森」TJK箱根の森の夕食
最後になるかもしれないTJK箱根の森の利用、夕食は贅沢にプレミアム会席を予約しておいた。
プレミアム会席は早めの時間にスタートする。料理の数が多いからだと思う。
用意されていたテーブルには八寸が用意されていた。その日その日で手書きなのでしょうね。
いつも用意されている品書きも特別な演出だった。この他にも選べる料理の説明書きがA4サイズで用意されていた。アレルギー対応もあって、少し紙が多いかな。。。
八寸の蓋を取る。手の込んだ料理が綺麗に並べられている。
桜豆腐、天豆、花弁百合根、うるいきゅうり浸し、飯蛸、細魚木の芽和え、桜長芋、鯛の子厚焼き玉子、筍土佐揚げ、蟹奉書巻き、こごみ、百合根花見串、白魚磯辺揚げ。
百合根が目立つ、花見だからでしょう。長女は初めて百合根と向き合うが、あまり得意な食材ではないみたい。サトイモが苦手なので、それを連想してしまったのではないだろうか。おせちでも食べていると思うのだけど。。。
お椀は沢煮仕立て、たっぷりの細く切った野菜と真丈が入っている。
桜海老真丈、沢煮椀、錦野菜、木の芽と、細切りの野菜がたっぷり。それがお出汁をよく含み、野菜のそれぞれの個性とが重なってくる。海老真丈の香ばしさがあった。
お造りは、凝った演出で登場、ドライアイスでスモークまでたかれる。
マグロ、鯛、鯵、ホウボウなど、沢山の種類がある。
一人分のお造りは、4種類の器で飾り付けられている。家の形の器には鯵が入っていた。醤油は梅醤油、煎り酒、刺身醤油で、それぞれの刺身によって醤油を使い分ける。
煮物は春大根のスープ煮、蛤黄身煮、ピース餡に柚子。
大根柔らかい、蛤の旨味が染みている。
魚料理のひとつ、ホタテと地魚のバター焼き。タケノコと芽キャベツも入っている。ホタテと魚の旨味、バターが上質なのか、調理法がいいのか、両方だと思うけどコクがありつつも食べやすかった。
こちらも選択できる魚料理、春野菜と金目鯛の蒸篭むし。香りがいいし、野菜の心地いい苦味がある。キンメダイは旨味が溢れる。
長女はバター焼きを選択していたが、蒸篭むしと交換した。
選べる肉料理、黒毛和牛サーロイン炙り焼き。サラダも添えられている。薄切りの牛肉、とろりとした食感がある牛肉。
かみさんと僕が選んだのは黒毛和牛リブロースの富士山溶岩焼き。卓上で焼いていく。厚さがあるので食べ応えがある。塩がいい。
食事も選ぶことができる。僕は桜海老のかき揚げ茶漬けを選んだ。お茶漬け出汁は卓上で温められる。
頃合いを見て、かき揚げが乗ったごはんが運ばれてくる。
カリカリとした桜海老のかき揚げ、これを崩しながら、旨味の濃い出汁で食べる。天ぷらとごはんがほぐれていく感じがいい。
長女は握り寿司を選んでいた。わさび別添えなのがありがたい。
そして、かみさんはたけのこご飯を選ぶ。やはり卓上で炊き上げてくれる。
天茶がよかったな。タケノコご飯は、お酒を飲んだ後では少し物足りなさがあった。次女はバイキングの料理を堪能していた。
デザートは、フルーツカクテル、いちごのジュレ、桜餅とミルフィーユが添えられていた。コーヒーはノンカフェインにしてもらう。
最後のデザート、桜餅が重かった。まぁ、上質な自家製の桜餅なんだけど、もっとお腹に余裕があるときに出会いたい。。。
グルメコースに比較して、かなりの量だと思う。
お店:TJK箱根の森
住所:神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下525-20