「秩父」武島家

100年続くいなり寿司。これは是非とも食べてみたい。秩父神社の参道なのかな、番場通りから少し入ったところにあるお店、上りに百年のいなり寿司とある。かき氷を食べた後で寄ってみた。

武島家 100年続くいなり寿司

お店に入ったら、のんびりとした雰囲気、食べるところもあるけれど、ほぼ持ち帰りのみの営業のように思えた。いなり寿司と海苔巻きと太巻き。いなりと海苔巻きの詰め合わせがあったので、それをお願いしてみた。

注文を受けてから作ってくれているみたい。少し待ち時間があり、ずっしりとした包を受け取った。

武島家

いなり寿司が三個と海苔巻きが六個の詰め合わせなんだけど、一番右端の海苔巻きは二つ分あるんじゃないだろうか。

かんぴょうもたっぷり。かなり太めの海苔巻き。太巻きは注文しなかったのだけど、どんな感じになるのだろうか。

武島家

いなり寿司のお揚げは、パリッとした食感。歯切れがよく小気味いい。ごはんの粒が立っていて、パリッとしたお揚げを噛んでいると、パラパラとほどけていくような感じ。汁気は少な目で、米の甘みがじんわりと染みる感じ。

海苔巻きは、やはり米の粒感が感じられる。海苔はしっとり、米はパリッとした具合、わさびが添えられていたので、醤油も使って食べてみると刺激的。かんぴょうも十分に入っているけれど、やや大振りだから、醤油をつけるとちょうどいいかもしれない。わさび、本わさだと思う。

ふたつ分の海苔巻きは、おにぎりのような雰囲気だった。

100年続くいなり寿司、東京のいなり専門店が店を閉めている中で寂しさを感じていた。埼玉は、なかなか来ることはできないけれど、ずっと続いてほしいな。


お店:武島家
住所:埼玉県秩父市番場町16‐4