美人亭
香川滞在の残りの時間は、宮脇書店の総本店を見たり、船の体育館を見たりした。そろそろ飛行機の時間になる。我ながら香川県を日帰りで、よく来るなと思う。香川の名残として、美人亭に寄ってみた。瀬戸内の魚を食べさせるお店、恐らく口開けの客として暖簾をくぐったと思う。
カウンターに落ち着いて、ちょい飲みセットをお願いした。カウンターの大皿料理から手際よく小皿に盛られる。飲み物は金陵の熱燗をお願いしておいた。
数分もしないうちに店内満席になった。女将さん一人の切り盛りで大変そう。
エビの唐揚げ、花豆、マーボーナスが用意された。これらをつまみながら、熱燗をチビチビやる。刺身をもらおうかなと思ったものの、ちょい飲みセットには、魚料理もついてくる。それを待ちましょう。
二杯目は、カウンターで目の前にあった山丹正宗をひやでもらう。愛媛今治のお酒。
煮魚ができあがった。ハギの煮付け。豆腐がついているのがうれしい。
とろけるような身、小骨に気を付けつつも身をほじる。日本酒が抜群にあう。豆腐が、ぷっくらと煮あがっており、魚の旨味のいいところだけがうつされている。なんとも旨味の深い豆腐だ。
柔らかなハギの身、煮汁を混ぜ合わせながら食べて、日本酒で流し込む。瀬戸内の魚を食べさせる店、刺身や、焼き魚も食べたいところだけど、そろそろ空港行きのバスの時間になる。次回の楽しみとしてお会計をしてもらった。
空港には余裕を持って到着、腰かけがうどんなのね。
お店：美人亭
住所：香川県高松市瓦町2-2-10