「新紗洞」タッカンマリカムジャタン
バーガーを食べておいて良かった。あの後に移動して、ソウルのアートナイトを満喫した。気がつけば日付が変わるくらいの時間帯、24時間営業のタッカンマリのお店、タッカンマリカムジャタンへやってきた。
ホテルからは少し遠い、タクシーを使ったのだけど配車アプリで手配するのが一般的らしく、流しでタクシーを捕まえるのは至難だった。アプリのインストールはできるのだけど、ハングルのみなので実質使えない。なんとかタクシーを拾ったら、目的地を伝えるのも苦労する。発音アプリを使うものの、要領をえないことも多い。それでも、食欲には敵わない。
なんとか目的地に到着、一度走り出せば、あとはスムーズに移動できる。
タッカンマリを注文する。注文の仕方が面白く、何人前と指定すると鶏が何羽分はいるか、という具合、飲み物も注文を済ませる。おかずとタレが用意される。おかずは、取り放題、最初は用意されるが、追加したかったらセルフサービスで持ってくる。
マッコリをお願いした。いつもハイボールを飲んでいる友人は、ハイボールを見つけることができず、マッコリを一緒に飲むことになった。この金属のお椀みたいな酒器、なんでマッコリだけ、この器を使うのだろう。
乳酸菌飲料のようなマッコリ、とても飲みやすい。アルコールもそれほど強くない。けれども飲み過ぎは注意だな。
鍋は洗面器のような感じ、テーブルのコンロで温めながら食べる。
鶏の様々な部位、モモ、手羽、胸肉などなど、一人前が半羽分かな。骨付きの鶏肉、骨から旨みが出るのよね。スープの旨み、タレもあるけど、タレなしで十分に滋味を感じられる。
鶏肉のほぐれていく具合、やや骨からの身離れが悪い部分、金属の箸とスプーンで器用に解体していく。いろいろ仕事があると、話が途切れてもいいよね。
ネギがいい。鶏肉とネギの相性はたまらない。あと朝鮮人参も入っていた。
サイドメニューを注文しなさい、という圧があり、一番軽そうだなと思って選んだのがふわふわの卵焼き、スフレのような具合。出汁のような味わいだった。スープで焼いているのかな。
タッカンマリの締めとして、ラーメンを選んだ。乾麺を鍋に投入して食べる。タレをちょっとかけて食べると堪らない。それにしても食べた。24時間のタッカンマリ、気がついたら1時を回っていたかな。
ソウルのアートシーンは衝撃的だった。世界的なアートフェアのFRIEZE SEOULはともかくとして、ギャラリーが提示する展覧会の企画、パーティとそこに集まる人達、アートを楽しみ、アートで集まってきた人達との関係性だったり、無料で提供されるドリンクと軽食、DJブースもあり、それぞれの人が、それぞれの楽しみ方をしていた。
お店:닭한마리감자탕/タッカンマリカムジャタン
住所:서울특별시 강남구 신사동 513-2