いろいろあって急遽会食に出席することになった。戦略的な提携の最初の一歩、先方のオフィスに出向いてディレクター会議に参加する。リアルでいろいろと会って、話をして、具体的ではなく、今後のビジネスの話をする。とてつもなく久しぶりのことなので、どこか遠い物語のように思えた。そして、距離を近づけるには酒も入る食事の席がいい。銀座で会食。お店は銀座の日月火だった。MaxMara が入っているビルの上の方の階にある。

料理はコースでの用意で、それぞれの席に品書きが用意されていた。そして飲み放題でもあるようで、ドリンクのメニューが置かれている。個室は広く、窓から松屋銀座が見えた。6階なので、それほど上層階じゃないけれど、1フロアの天井高があるのでしょうね。

ビールは瓶ビールの用意、さしつさされつの関係性の演出だろうか。まぁ、個室で結構広い店内を生ビールのジョッキをもって行ったりきたりは、なかなか大変なのだろうと想像してみた。エビスの中瓶が並ぶ。銀座の会食にしては、テーブル担当が少しせっかちなのか、おっちょこちょいな具合だった。

先付けは、蒸し鮑の胡麻味噌掛け

鮑が薄く小さな具合だったけれど、風味が立っていた。味付けがいいのかな、鮑の旨味が広がる具合であり、ゴマとミソが、引き立て役になっているのでしょうね。

続いてはお椀、鰆の清椀。蓋をあけると、ちょうどいいサイズの鰆が入っている。しっかり食べ応えがあり、魚の旨味の出汁、やや脂を感じるが、お椀だからこそ余韻も流せる。

続いてはお造りが三種類、白身が二種類とマグロとが盛り合わせられていた。マグロは中トロかな、とろりとした食感が柔らかさと脂の甘みとの相乗効果があると思う。ツマの大根は、手切りかな。

続いてが煮物、蓮根饅頭のずわい蟹餡掛け。蓮根饅頭のボリューム感がある。外側にもっちりとした食感の生地があり、中身は肉だんごだろうね。サイコロ状にカットされた蓮根の食感があった。餡掛けの旨味も秀逸であり、後口を旨味で上書きしてくれたように思う。

大海老と鱧の天ぷら、揚げたてであり、衣がさっくりとしている。鱧は小ぶりだったが、海老は中々のボリューム感だった。

炙り鱸の柚香蒸し、鰆よりも脂があっさりしているという印象、柚子による爽やかさによるのかな。

メインは薩摩黒牛の炭火焼 雲丹カラスミソース。肉に負けないソースの濃厚さ、ここまで結構な品数がでてきたので、肉のボリュームもちょうどよいでしょう。もう少しサイズが大きくてもいいけれど、沢山食べたいという感じでもないかな。

食事はオリーブ御飯のいくら載せ。オリーブ御飯が秀逸、いくらの塩気とで、オリーブのほのかな香りが引き立てられる。またね、ごはんの米の甘みが強調されるのでしょうね。

デザートで終わり。

会食は、まぁ、和やかな雰囲気で終わったと思う。銀座で会食、高級過ぎず、カジュアル過ぎずなお店で、個室で、他の客を気にせずに時間を過ごせた。


お店:日月火 銀座店
住所:東京都中央区銀座3丁目3−1 Zoe銀座 6F

Tom

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