「県庁前」源蔵 バスセンター店
帰路は広島空港から羽田に向かう。バスセンターで空港行きのバスを確認した上で、それまでの時間をバスセンターに直結した商業施設で過ごす。全体として人は少なかったけれど、異様な熱気に包まれているエリアがあった。レストランフロアにある源蔵だった。この佇まい。バス発車までの時間を確認した上で、暖簾をくぐる。
店頭にある小鉢メニュー良かったなと思ったけれど、あれはショーケースを兼ねた冷蔵庫みたい。自分で好きに取るのではなく、品書きが注文するようだった。
メニューをしばらく眺めてから、何点かつまみを注文する。
飲み物は麦焼酎のロックをお願いした。このスタイルで麦焼酎のロックが出てきたのは初めての経験、友人に話したら、レモンの輪切りが広島らしいと感想が返ってきた。
小鉢の湯豆腐がいい味。鰹節の旨味も濃い。
席についたらオススメされたイワシの天ぷら、本日最後の一皿という。注文する前に値段も説明してくれて実に明快だと思う。
いわしの柔らかさ。そして青魚の匂いは一切なく、旨味だけだった。骨ごと天ぷらにしていると思うけど、骨があたるようなことはなかった。
ぬたがあった。麦焼酎のロックをお替りしたら、アイスペールもついてきた。徳利から注ぐと、まるでボトルで注文したみたい。
ぬたのネギのしゃっきり感、味噌は酸味が先にあり、後からカラシの辛味がやってくる。アサリの粒の食感、ネギの食感、リズムがあっていいと思う。
アナゴの付け焼き。
やや小ぶりかな。山椒の香がいい。こちらは骨の食感が心地よかった。タレはさらりとしていて、他のつまみを邪魔しない。
源蔵 バスセンター直結というのがとてもよかった。バス出発の10分前にお会計を済ませれば間に合う。ちょうどよいタイミングでバスに乗ることができた。
お店:源蔵 バスセンター店
住所:広島県広島市中区基町6-27 アクア広島センター街 7F