「神田」 麺匠 釜善

アーティストとの打ち合わせで埼玉に出かけた。埼玉の用事を終わらせて、そのまま帰るのではなく大手町のオフィスに寄って行こうと思った。東京駅から歩こうと思ったものの、神田で降りて、何か食べて行こうと思った。天丼でも食べようかなと思って八ツ手屋方面に歩いていたら、うどんのお店を見つけた。釜善とある。店内、賑わっており、うどんのお店ができたんだな、と思った。恐らく結構前から営業していると思うけれども、オフィスが大手町に戻ってきたのは最近だし、今では完全にリモートだからランチ開拓もしていなかった。淡路町の讃岐うどんのお店、東京にもおいしいうどんのお店は増えた。

食券機のボタンを眺める。いろいろと情報過多な感じにビビりつつも一番人気のうどんを選ぶ。ちくわ天と鶏天のうどん。食券機のボタンでうどんの玉数も指定できる。後から分かったことだけど、特盛(三玉分かな?)まで同一料金らしい。なんと良心的なんだろうか。

カウンターに腰かけてうどんを待つ。

鶏天が二つ、長いちくわ天は丼のふちに立てかけられている。

麺匠 釜善 淡路町の讃岐うどんのお店

揚げたて天ぷら。そろそろ温かいうどんから冷たいうどんがいい季節になるかな。

つゆがいい。香ばしさがあり、後を引く。

カリッと揚がったちくわ天にかぶりつく、立てかけてある部分の衣のクリスピーさと、ちくわのふわふわ感があった。下半分がつゆに浸されているので、あとからふやふやになった天ぷらを食べる楽しみがある。

うどんが吸いつくよう、うどんの角が立ち、表面は凹型になっている。ここにつゆがたまり、うどんの味わいを引き立てる。天ぷらと、うどんと、おつゆ、中盤以降は、それぞれの味が円やかになり、一体感がでてくるよう。そこに多彩な唐辛子を振りかける。刺激が追加されて、違った味わいになった。


お店:麺匠 釜善
住所:東京都千代田区神田司町2丁目14−15