汐留の帝里加、新橋駅から歩いた方が便利かもしれない。米津玄師のMVに登場していたと聞いて寄ってみた。お店は地下、汐留駐車場の中にある。地下駐車場にある中華。なんだかディープな雰囲気がある。

長い階段を下りていくと駐車場、第2階段から入った。そこから左手側に進んでいくとお店が見えてくる。

地下駐車場にある中華、赤い提灯の灯りが妖艶な雰囲気になっている。

食券制、入口の券売機で食券を買う仕組み。食券機の周りに料理が写真付きで掲載されているけれど、どの料理がどの食券機のボタンなのか、探り当てるのは中々難しいだろうと思った。

最上段の左上に配置されている日替わりのBを選んだ。メニューは表のホワイトボードに書いてあって、この日はもつ野菜辛しメンだった。

食券を提示すると、麺か?定食か?確認された。麺でお願いしたが、定食?それなら、日替わりAの食券を買うのではないかなと思った。店を出た後に見たけれど、E定食があり、それはB定食の食券と共用になるみたい。全て同じ金額だからなのでしょうね。

換気扇なのか、空調なのか、低音が響く。どこか退廃的な雰囲気があるのは、地下駐車場の中だからだろうか。勝手に、そんな風に想像しているだけだけど。

もつ野菜辛しメン、ライスと小鉢がついていた。

もつ野菜炒めがトッピングされた麺、この炒め物をおかずにしてごはんを食べた。

ごはんにとてもあう。そして、ごはんの炊き上げが完璧。柔らか目の炊き上げで、粒も感じられ、米の香りがいい。なにより、おかずとの相性が抜群だった。もつは大振り、辛めの味付けが後を引く。野菜の焦がした部分が、これまた調味料の役割をしていた。

麺は細麺、結構な量が入っている。もつ、野菜と絡めて食べる。見た目の細さとは裏腹に、もっちり食感があった。辛しとは、辛い炒め物のことだった。いわゆるカラシが入ってるわけじゃないと思う。

辛さが蓄積し、汗が噴き出した。小鉢は落花生と大根の醤油漬け、一粒一粒を箸で拾う。酸味が、辛さを紛らわしてくれた。

ここにも唐辛子片が入っているから、幾分辛味があるのだろうけど、麺の方が辛さが強かったため、箸休めにちょうどよかったと思う。

帰宅後に米津玄師のMVを見たら、偶然にも同じ席に座っていた。


お店:帝里加
住所:東京都中央区銀座8丁目21−16先 地下1階 汐留駐車場

Tom

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